2026/03/06 17:24

今週の推し墨としてご紹介するのは、鈴鹿唯一の墨匠『進誠堂』が手がけた仮名用墨『火の鳥』です。
三重県鈴鹿の白子という地域はかつては墨の名産地として有名で、横山大観や手島右卿が愛したと言われる『和田栄寿堂』があったのもこの地域です。
『進誠堂』さんは一言で言うなら、伝統の墨を作り続けつつ新たな挑戦をしている墨匠さんです。
その『進誠堂』さんがかな用の墨で手頃なもの!というこちらの要求に応えて挙げてくれた一つがこちらの『火の鳥』になります。何といっても見た目が綺麗ですよね😂
墨色は仮名にぴったりな品のある茶系の黒で
なぜに仮名用かと言うのは膠の温め回数を増やすことでゼリー強度と言われるドロドロ度合いを低くすることで
サラッとした書き味を実現しているんです。
なので、仮名用とは言っていますが、一つ前のブログでもお伝えさせていただいたように黒が綺麗でサラッとしたものをお求めでしたら、漢字の方でも全然こちらはいいんじゃないかなと思います。
ちょっと前にとある墨匠さんに仮名用と漢字用の墨の違いは何ですか?と聞いたら、特にないとおっしゃっている方もいるぐらい境目は人によってマチマチなようです😂
この書き味をサラッとするための工夫についても、膠の量の工夫はよく聞いていたんですが、温め具合でも変わるんだ、というのを恥ずかしながら初めて教えていただいたのもこちらの墨匠さんです。
よろしければお手に取ってお試しください🙇‍♂️